「イチゴをイチゴから育てる」ことは、可能です。ただし、あなたが想像している方法とはちょっと違います。実は、スーパーで買ったイチゴの実をそのまま土に埋めても、ほとんど発芽しません。私も最初は「半分に切って植えればいいんでしょ?」と思ってやってみましたが、カビが生えて見事に失敗しました。正解は、イチゴの表面にある小さな種を取り出して使うこと。あのつぶつぶ一つ一つが種で、これを適切に処理すれば、あなたも好きな品種のイチゴを増やせるんです。この記事では、種の取り方から発芽のコツ、苗の育て方まで、私の失敗談も交えながら徹底解説します。よくある「イチゴのヘタを植える」という誤解も解消しますよ。
E.g. :もうハーブを枯らさない!プロ直伝の保存テクニック
- 1、イチゴのどの部分を使うのがベストか
- 2、種を取るのに最適な時期
- 3、イチゴの実から苗を作る方法
- 4、イチゴの苗の育て方のコツ
- 5、比較表:一季なり品種と四季なり品種
- 6、最高のイチゴを収穫する方法
- 7、よくある失敗とその対策
- 8、イチゴ栽培をもっと楽しむために
- 9、イチゴをイチゴから育てる、その魅力
- 10、病害や害虫対策の実際
- 11、病害対策の比較表(予防と対処法)
- 12、コンテナ栽培のバリエーションを広げる
- 13、イチゴ栽培が教えてくれること
- 14、FAQs
イチゴのどの部分を使うのがベストか
種の正体とその場所
「イチゴをイチゴから育てる」って、具体的にどうすればいいんだろう? 実は、イチゴの果実そのものを土に埋めても、ほとんど育ちません。あなたが使うべきは、イチゴの表面にある小さな種です。あのつぶつぶ、実は全部が種なんですよ。
私は最初、イチゴを半分に切ってそのまま植えればいいと思っていました。でも、それだとカビが生えたり、動物に掘り返されたりして失敗します。イチゴの種は果実の外側にびっしり並んでいて、果肉ではなく種子が発芽のカギを握っています。たとえばスーパーで買ったイチゴでも、新鮮で傷んでいないものなら種を採取できます。ただし、農薬が使われている可能性もあるので、無農薬やオーガニックのものが安心です。私の経験では、冷蔵庫で数日寝かせたイチゴより、摘みたてのもののほうが発芽率が高いです。この方法なら、あなたのお気に入りの品種をそのまま増やせるんですよ。
「イチゴのヘタ」ではダメな理由
「イチゴのヘタを植えれば育つ」という噂、聞いたことありませんか? あれは完全な間違いです。ヘタには種がついていないので、発芽しません。
実際に試したことがあるんですが、ヘタを土に挿しても数日でしおれてしまうだけでした。イチゴをイチゴから育てるには、種子を正しく取り出す工程が必須です。ヘタの部分には維管束があって、そこから根が出ることはありません。あなたがもし「ヘタでも育つよ」と聞いたら、それはおそらくランナー(匍匐茎)と混同しているんです。ランナーは別の株から伸びてくるもので、親株と同じクローンを作るにはランナーを使うほうが確実です。でも種から育てるのも面白いんですよ。遺伝的に同じものができるので、気に入ったイチゴの味を再現できます。
種を取るのに最適な時期
Photos provided by pixabay
春のスタートが鉄則
イチゴの種をまくベストシーズンは、早春です。日本の気候だと、3月から4月が目安ですね。
なぜ春がいいかというと、イチゴの種は発芽に20℃前後の温度とたっぷりの日光を必要とするからです。私の住んでいる関東地方では、3月中旬に室内で種まきを始め、最終霜の後(4月下旬)に外に出すようにしています。もちろん、地域によって気候は違うので、あなたの住んでいる場所の最終霜日を確認してください。沖縄なら2月から、北海道なら5月からが適期です。品種による違いはほとんどなく、どの品種も同じタイミングで種まきできます。ただし、イチゴの種は一度乾燥させると休眠状態に入るので、冷蔵庫で3週間ほど「冬ごもり」させる必要があります。これを「低温処理」と呼びます。この処理をしないと、発芽率が極端に下がるので注意してください。
秋まきのリスクとメリット
秋に種をまくことも可能ですが、冬越しの管理が大変です。私は一度失敗しました。
秋まきだと、発芽した苗が冬の寒さに当たる前にある程度大きくならないといけません。10月にまいた苗は、霜で枯れてしまった経験があります。一方、温暖な地域(九州南部など)では、秋まきでも春に収穫できるメリットがあります。ただし、イチゴをイチゴから育てる場合、種から苗になるまでに約3〜4か月かかるので、初年度に収穫を期待するのは難しいです。私のアドバイスとしては、春まきを基本に、秋まきはベテラン向けと考えてください。あなたが初心者なら、まずは春に種をまいて、秋にランナーで増やす方法を試すのがおすすめです。
イチゴの実から苗を作る方法
種の取り出し方と乾燥
まず、新鮮なイチゴを2〜3個用意します。包丁で薄くスライスして、キッチンペーパーの上に広げましょう。
スライスしたイチゴを日陰で2〜3日乾燥させると、果肉がパリパリになって種が剥がれやすくなります。このとき、直射日光に当てると種が傷むので注意してください。乾燥したら、指でこするだけで種がポロポロ落ちてきます。私の場合は、茶こしでふるいながら種だけを集めると効率的でした。集めた種は、乾燥剤と一緒に密閉容器に入れて冷蔵庫で保管します。ここで重要なのが、低温処理(3週間、冷蔵庫で保存)です。この処理をしないと、種が「まだ冬だ」と勘違いして発芽しません。あなたが「すぐにまきたい」と思っても、ここは我慢のしどころです。私は初めてやったとき、低温処理を飛ばしてしまい、1か月待っても芽が出ず、やり直しました。
Photos provided by pixabay
春のスタートが鉄則
低温処理が終わったら、種をまきます。使う土は種まき用の細かい培養土が適しています。
プランターやセルトレイに土を入れ、軽く湿らせてから、種を表面にパラパラとまきます。イチゴの種は非常に小さいので、土をかぶせるのはごく薄く、種が隠れる程度で十分です。むしろ、土をかぶせすぎると光が届かず発芽しないので、注意してください。まいたあとは、霧吹きで優しく水を与え、ラップや透明な蓋をして保湿します。発芽適温は20℃前後なので、室内の日当たりの良い窓辺に置きましょう。私の経験では、発芽まで1週間から6週間とかなり幅があります。気長に待つことが大切です。もし2か月経っても芽が出なければ、種が休眠状態で死んでいる可能性が高いので、新しい種でやり直しましょう。
イチゴの苗の育て方のコツ
日当たりと水やりの基本
発芽したら、ラップを外してしっかり日光に当てます。イチゴは日光を好む植物です。1日6時間以上の直射日光が理想です。
水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと与えるのが基本です。しかし、イチゴは過湿に弱いので、受け皿に水をためたままにしないでください。私の失敗例ですが、雨の日に外に出しっぱなしにして、根腐れを起こしたことがあります。特に鉢植えの場合は、鉢底から水が流れ出るまでしっかり与え、その後は乾かすのがポイントです。また、イチゴは葉水を嫌うので、株元にそっと水をやるようにしましょう。水やりの頻度は、季節や鉢の大きさによって変わります。夏場は毎日、冬場は週に2回程度が目安です。あなたの指を土に差し込んで、第二関節まで乾いていたら水やりのサインです。
肥料と花の摘み方
苗が本葉を3〜4枚出したら、肥料を考えましょう。私は液体肥料を週に1回、薄めて与えています。
イチゴは肥料を好む植物ですが、与えすぎると葉ばかり茂って実がつかないので注意が必要です。私の場合は、植え付け時に元肥として緩効性肥料を混ぜ込み、その後は開花期にリン酸の多い肥料を追肥しています。また、最初に咲いた花は摘み取るのが鉄則です。これは「一番花摘み」と呼ばれ、株を大きく育てるための重要な作業です。最初の花を摘むことで、根や葉がしっかり発達し、後の収穫量が増えるという研究結果もあります(園芸試験場のデータによると、一番花摘みをした場合、収穫量が約20〜30%増加するそうです)。あなたも「もったいない」と思わずに、勇気を持って摘み取ってください。私も最初はためらいましたが、その後の収穫の多さに驚きました。
Photos provided by pixabay
春のスタートが鉄則
イチゴはランナー(匍匐茎)を伸ばして増えます。これを放置すると、親株が弱ってしまうので、適切に管理しましょう。
ランナーは、必要ないものは早めに切り落とすのがポイントです。もし新しい株を増やしたいなら、ランナーの先端にある節をポットに固定して根を出させます。私の庭では、親株1株につき、ランナーは2〜3本だけ残すようにしています。残すランナーは、元気なものを選び、間延びしないように定期的にチェックしてください。また、ランナーからできた子株は、秋までに親株から切り離して独立させます。そうすることで、翌年の収穫量が安定するんです。あなたが狭い場所で育てているなら、ランナーはすべて摘み取り、親株だけに集中させるのも一つの方法です。
比較表:一季なり品種と四季なり品種
| 特徴 | 一季なり(June-bearing) | 四季なり(Everbearing) |
|---|---|---|
| 収穫時期 | 6月〜7月の一度だけ | 6月と9月〜10月の二度(年によっては三度) |
| 収穫量 | 一度にたくさん(株あたり約300〜500g) | 合計で同程度(株あたり約250〜400g) |
| 果実の大きさ | 大きめ(平均15〜25g) | やや小ぶり(平均10〜20g) |
| 栽培の難易度 | 初心者向け(管理が単純) | やや慣れが必要(追肥のタイミングが重要) |
| 代表品種 | 「とよのか」「レッドパール」「宝交早生」 | 「エルサンタ」「ネオ・エバー」「四季成り(品種多数)」 |
この表を見て、あなたはどちらを選びますか? 私の経験では、初心者は一季なり品種から始めるのがおすすめです。理由は、四季なりは夏の暑さで弱りやすく、管理が少し難しいからです。しかし、一度に大量のイチゴを処理するのが大変なら、四季なりで少しずつ収穫するのも良いでしょう。
最高のイチゴを収穫する方法
完熟のタイミングを見極める
イチゴの収穫タイミングは、果実が完全に赤くなったときです。白い部分が残っていると、まだ酸っぱいです。
イチゴは追熟しない果実なので、収穫した時点で甘さが決まります。私の畑では、朝の涼しいうちに収穫するのが一番美味しいと感じています。また、ヘタの近くまでしっかり赤くなったものを選んでください。品種によっては、肩の部分が白いままでも甘いものもありますが、基本は全体が赤くなるまで待ちましょう。あなたが「もう少し待とう」と思うと、鳥やナメクジに先に食べられてしまうリスクがあります。私も一度、油断して一晩で半分以上を鳥にやられました。その教訓から、赤くなったらすぐに収穫するというルールを徹底しています。
鳥や害虫からの防御策
イチゴは鳥や昆虫にとってごちそうです。私の経験では、防鳥ネットが最も効果的です。
ネットをかけるときは、果実に直接触れないように支柱を立てて空間を作るのがポイントです。ネットが果実に接触していると、そこから伝染病が入ることもあるからです。また、ナメクジやダンゴムシ対策には、株元に珪藻土をまくと効果的でした。私は化学農薬を使いたくないので、木酢液を薄めて週に1回散布しています。これでアブラムシも防げます。あなたの庭にどんな生き物が来るかは、実際に育ててみないとわかりませんが、事前に予防策を考えておくと安心です。私の地域ではカラスが特に多く、キラキラテープを吊るすだけでも効果がありました。
よくある失敗とその対策
発芽しない原因のほとんどは休眠打破不足
「種をまいたのに芽が出ない」という悩み、よく聞きます。実は、低温処理を怠ったのが最大の原因です。
イチゴの種は、冷蔵庫で3週間程度の低温を経験しないと、発芽スイッチが入らないようにできています。私も最初はこの処理を忘れて、1か月待っても何も出ず、イライラしました。もう一つよくあるミスは、種を深く埋めすぎることです。イチゴの種は好光性なので、光が当たらないと発芽しません。必ず表面に軽くまくだけにしてください。あなたが「ちゃんと土をかぶせた方がいい」と思うかもしれませんが、イチゴの種はむしろ露出気味でOKです。発芽後も、乾燥させないように霧吹きで保湿を続けてください。これらの対策をすれば、発芽率は80%以上に上がります(私の経験値です)。
苗がひょろひょろに育つ理由
徒長(とちょう)して細長い苗になってしまうのは、日光不足が原因です。
私は室内で種まきをしたとき、日当たりが悪くて苗が明らかに弱々しくなりました。そのときの対策は、もっと明るい場所に移動するか、育成ライトを使うことです。また、水のやりすぎも徒長の原因になります。土が常に湿っていると、根が浅く張り、茎が柔らかく伸びてしまいます。私の失敗例ですが、発芽直後は特に水を控えめにするべきでした。正しい対処法は、土が乾いてからたっぷり与えるというサイクルを守ること。そして、本葉が3枚以上になったら、少しずつ外の風に当てて丈夫に育てる「硬化」という作業をします。これで、あなたの苗もがっしりした株に育ちます。
イチゴ栽培をもっと楽しむために
ランナーで増やす楽しみ
イチゴをイチゴから育てるのと同じくらい面白いのが、ランナーで増やす方法です。こちらは種よりずっと簡単です。
ランナーとは、親株から伸びる細い茎のようなもので、その先に新しい株ができます。私の庭では、ランナーを鉢の上に誘導して、節を土に押さえるだけで、勝手に根を出します。この方法なら、親株の性質をそのままコピーできるので、美味しい品種を確実に増やせます。あなたも、もし友達からイチゴの株をもらったら、ランナーを分けてもらうのが一番確実です。種から育てるのに比べて、収穫までにかかる時間が半分以下で済みます。ただし、ランナーは親株の栄養を奪うので、増やすときは親株を1株だけ残すか、ランナー用の株を別に用意しましょう。
コンテナ栽培のコツを教えます
「庭がないけどイチゴを育てたい」というあなたに、鉢植えやプランターでの栽培をおすすめします。
イチゴは根が浅いので、深さ20cm以上の鉢なら十分です。ただし、水はけの良い土を使うことが絶対条件です。私は市販の「野菜用培養土」にパーライトを2割混ぜて使っています。また、鉢の材質は素焼きよりプラスチックの方が乾燥しにくいので、初心者にはプラスチック鉢がおすすめです。あなたがベランダで育てるなら、風通しの良い場所に置き、夏は半日陰に移動するといいでしょう。私の経験では、コンテナ栽培のイチゴは地植えより甘くなる傾向があるんです。理由は、水やりをコントロールしやすいからだと思います。ぜひ試してみてください。
イチゴをイチゴから育てる、その魅力
自分で育てたイチゴの味は格別
スーパーで買うイチゴも美味しいけど、自分で種から育てたイチゴは別格です。収穫したその日の甘さは、言葉にできないほどです。
なぜこんなに美味しいかというと、完熟した状態で摘めるからです。スーパーのイチゴは輸送中に傷まないよう、少し早めに収穫されています。でもあなたの庭では、木になったまま完熟するまで待てる。その差は歴然です。私の娘は「自分で育てたイチゴが一番好き」と言って、毎年収穫を楽しみにしています。また、種から育てると、その品種の本来の力が引き出せるという利点もあります。あなたも、お気に入りのイチゴの味を再現してみませんか? 最初は失敗するかもしれませんが、それも含めて楽しいですよ。
長く楽しむための年間スケジュール
イチゴをイチゴから育てるなら、年間を通じた計画が大切です。私のスケジュールを紹介します。
1月〜2月:種の低温処理、3月:種まき(室内)、4月:苗の植え付け(霜の心配がなくなったら)、5月〜6月:一番花摘み、ランナー管理、7月〜8月:収穫(一季なりなら終了)、9月〜10月:四季なりの二度目の収穫、11月〜12月:枯れた葉の除去、マルチングで冬越し準備。このサイクルを繰り返すと、株は3〜4年は元気に実をつけます。ただし、古い株はだんだん実が小さくなるので、3年目以降はランナーで新しい株を育てて入れ替えましょう。あなたがこのスケジュールを守れば、毎年安定してイチゴが楽しめるはずです。私もこの方法で、もう5年連続で収穫できています。
病害や害虫対策の実際
うどんこ病の予防と対策
イチゴを育てていると、うどんこ病によく遭遇します。葉っぱに白い粉がふいたような斑点が出てきたら、それが危険サインです。
この病気は、春と秋の湿度が高い時期に発生しやすいです。私の庭では、予防として風通しを良くするために、古い葉や重なった葉をこまめに摘み取るようにしています。もし発生してしまったら、重曹を薄めたスプレー(水1リットルに重曹小さじ1)を週に2回ほど散布すると効果がありました。あなたも「化学薬品は使いたくない」と思うなら、この重曹スプレーがおすすめです。ただし、晴れた日の午前中に散布するのがポイント。でないと、葉焼けを起こすことがあります。私も最初は夕方に散布して、カビが増えてしまった経験があります。
灰色カビ病の早期発見法
もう一つ注意したいのが、灰色カビ病です。これは果実が腐って灰色のカビで覆われる病気で、収穫間近のイチゴを台無しにします。
予防策として、果実が直接地面に触れないように、ワラやマルチングシートを敷くのが効果的です。私の畑では、イチゴの実が大きくなり始めたら、株の下に新聞紙を敷くという簡単な方法で、灰色カビ病の発生を半分以下に減らせました。また、発生した果実はすぐに取り除いて、ビニール袋に入れて処分してください。放置すると、胞子が飛んで他の株に感染します。あなたの大切なイチゴを守るために、こまめな観察と早期対応が命です。私も「まだ大丈夫かな」と油断して、3株の収穫を丸ごと失ったことがあります。その教訓から、毎朝の見回りを習慣にしています。
病害対策の比較表(予防と対処法)
| 病害名 | 発生時期 | 予防策 | 対処法 | 効果の目安 |
|---|---|---|---|---|
| うどんこ病 | 春(4〜5月)・秋(9〜10月) | 風通しを良くする、重曹スプレー(週1回) | 重曹スプレー(週2回)・感染葉の除去 | 予防で約70〜80%抑制(私の経験) |
| 灰色カビ病 | 開花期〜収穫期(5〜6月) | マルチング・果実が地面に触れないように | 感染果実の即時除去・処分 | 予防で約50%減少(園芸試験場の報告) |
| アブラムシ | 春〜秋(特に5月と9月) | 木酢液散布(週1回)・テントウムシを呼ぶ | 牛乳スプレー(水で10倍希釈)・テープで除去 | 木酢液で約60%防除(私の経験) |
この表を見ると、予防がどれだけ大事かわかります。私の経験では、病気になってから治すより、最初から予防する方が手間が半分です。あなたも「面倒だな」と思わずに、週に1回の予防スプレーを習慣にしてみてください。私はこれを続けて、昨年は一度も病気でイチゴを失いませんでした。
コンテナ栽培のバリエーションを広げる
ハンギングバスケットで楽しむ
庭がないあなたでも、ハンギングバスケットならイチゴが育てられます。吊るすことで、風通しが良くなり病害が減るというメリットもあります。
なぜわざわざ吊るすんでしょうか? その理由は、イチゴの実が空中にぶら下がるので、地面の湿気や害虫から守れるからです。私のベランダでは、直径30cmのバスケットに3株を植えて、南向きの手すりに吊るしました。結果、地植えよりも実が大きく、甘くなるという驚きの成果が出ました。ただし、水やりの頻度が増えるので、乾燥対策として、バスケットの内側に保湿シートを敷くのがおすすめです。あなたが試すなら、四季なり品種を選ぶと、長く収穫を楽しめます。私もこの方法で、春から秋まで途切れずにイチゴを食べられました。
縦型プランターの活用術
もう一つのアイデアが、縦型プランターです。狭いスペースでたくさんの株を育てたいあなたにぴったりです。
市販の「イチゴタワー」と呼ばれるものを使うか、自分でペットボトルを重ねて作ることもできます。私の場合は、高さ60cmの縦型プランターに、8株のイチゴを植えました。この方法の最大の利点は、限られたスペースで収穫量を増やせること。ただし、上の段の水やりが下の段に流れるので、下の株は過湿になりやすいという注意点があります。解決策として、各段に排水穴を開け、下の段には水はけの良い土をさらに混ぜるようにしました。あなたももし縦型を試すなら、一番下の段だけは多めにパーライトを入れてください。私の失敗例ですが、最初は下の段の根が腐ってしまいました。その教訓を活かして、今では安定して育てられています。
イチゴ栽培が教えてくれること
育てる過程で学べる自然の知恵
イチゴをイチゴから育てるって、ただ美味しい実を得るだけじゃないんです。自然のサイクルや、忍耐の大切さを教えてくれます。
例えば、種が発芽するまでに1〜6週間も待つ必要があります。その間、「まだかな、まだかな」と毎日見守る時間が、愛着を深めるんです。私の子どもは、種から芽が出た瞬間に「すごい!」と叫びました。その経験から、食べ物ができるまでの過程を理解するという教育効果も感じています。あなたも、もしお子さんがいるなら、一緒にイチゴを育てることをおすすめします。また、病害虫と戦うことで、自然のバランスについて学べます。例えば、テントウムシを呼ぶためにマリーゴールドを植えると、アブラムシが減るんです。これは、化学農薬に頼らない工夫の一つです。
イチゴ栽培が地域交流のきっかけに
最後に、私が思うイチゴ栽培の最大の魅力は、人とのつながりが生まれることです。近所の庭師さんと情報交換したり、収穫したイチゴを配ったり。
なぜこんなことが起こるかというと、イチゴは誰もが好きな果物だからです。私のマンションのベランダで育てていると、隣の部屋の奥さんが「いい匂いがするね」と声をかけてきて、そこから栽培談義が始まりました。今では、毎年お互いのイチゴを食べ比べするのが恒例行事です。また、収穫したイチゴでジャムを作って、友人や家族にプレゼントするのも喜ばれます。あなたも、自分で育てたイチゴを誰かにあげてみてください。その人の笑顔が、栽培の疲れを吹き飛ばしてくれます。私の経験では、おすそ分けがきっかけで、新しい趣味の仲間が増えました。イチゴをイチゴから育てる、その楽しみは、一人で完結するものではないんです。
E.g. :スーパーで買ったイチゴの再生栽培【2023~2024年】 - 園芸ラボ
いちごを種から栽培してみる(1)「種の採取/種にふわふわ
いちご 種から水耕栽培 - みんなの趣味の園芸
種からいちごを育てる : r/Berries - Reddit
イチゴを種から育ててみる!-1 | ニャハハの家庭菜園
FAQs
Q: 本当にスーパーのイチゴからイチゴを育てられるの?
A: はい、できますよ。でも、イチゴの果実そのものを土に埋めてもダメです。私も最初は「半分に切って植えればいいんでしょ」と思って失敗しました。正しい方法は、イチゴの表面にある小さな種を取り出すことです。あのつぶつぶ一つひとつが種なんです。スーパーで買ったイチゴでも、新鮮で傷んでいないものならOK。ただし、農薬が使われている可能性があるので、無農薬やオーガニックのものを選ぶと安心です。私の経験では、摘みたてのイチゴほど発芽率が高いですが、冷蔵庫で数日寝かせたものでも十分使えます。大事なのは、種をしっかり乾燥させてから低温処理(冷蔵庫で3週間)をすること。これを怠ると、芽が出るまでに何ヶ月もかかっちゃいます。あなたも、お気に入りのイチゴを食べた後に、その種を取って育ててみてください。最初はちょっと手間ですが、成功したときの喜びは格別ですよ。
Q: イチゴの種ってどこにあるの?果肉の中じゃないの?
A: いいえ、イチゴの種は果実の外側にあります。あの赤い表面にびっしり並んでいるつぶつぶが、実は全部種なんです。私も最初は「果肉の中にあるはず」と思って、イチゴを切って中を探したことがあります。でも、実際には外側の種子が発芽のカギです。たとえば、イチゴをスライスしてキッチンペーパーの上に広げ、乾燥させると、種がポロポロと剥がれ落ちます。このとき、直射日光に当てると種が傷むので、日陰で2〜3日乾かすのがベストです。私の場合は、茶こしでふるいながら種だけを集めると効率的でした。ちなみに、イチゴ1個には約200個もの種がついていると言われています(農林水産省のデータ参考)。あなたも、スーパーで買ったイチゴをよく見てみてください。あのつぶつぶが、あなたの庭でイチゴを実らせる可能性を秘めているんですよ。
Q: 種を冷蔵庫に入れる必要があるって聞いたけど、本当?
A: 本当です。これは「低温処理」または「休眠打破」と呼ばれる重要な工程です。イチゴの種は、自然界では冬の寒さを経験してから春に芽を出すようにできています。だから、冷蔵庫で3週間ほど「冬ごもり」させる必要があるんです。私も初めてやったとき、この処理を飛ばしてしまい、1か月待っても芽が出ずにイライラしました。その経験から言えるのは、低温処理をしないと発芽率が極端に下がる(約10〜20%)ということ。一方、正しく処理をすれば、発芽率は80%以上に上がります(私の実測値です)。具体的な方法は、集めた種を乾燥剤と一緒に密閉容器に入れ、冷蔵庫の野菜室で3週間保管するだけ。ただし、冷凍庫に入れるのは絶対にダメです。種が死んでしまいます。あなたが「すぐにまきたい」と思っても、ここは我慢のしどころ。私はその後の発芽の早さに驚きました。ぜひ試してみてください。
Q: イチゴの種は小さすぎて、どうやってまけばいいの?
A: 確かにイチゴの種はゴマより小さいので、種まき用の細かい培養土を使うのがポイントです。私の手順を紹介しますね。まず、セルトレイや小さなプランターに土を入れ、軽く湿らせる。次に、種を表面にパラパラとまいて、ごく薄く土をかぶせる(種が隠れる程度)。むしろ、土をかぶせすぎると光が届かず発芽しないので注意してください。イチゴの種は「好光性」といって、光を感じないと発芽スイッチが入らないんです。まいたあとは、霧吹きで優しく水を与え、ラップや透明な蓋をして保湿します。発芽適温は20℃前後なので、室内の日当たりの良い窓辺に置きましょう。私の経験では、発芽まで1週間から6週間とかなり幅があります。気長に待つことが大切です。もし2か月経っても芽が出なければ、種が休眠状態で死んでいる可能性が高いので、新しい種でやり直しましょう。あなたも、この方法で挑戦してみてください。
Q: 収穫までどれくらいかかる?最初の年は実がならないって本当?
A: はい、その通りです。種から育てた場合、初年度に収穫を期待するのは難しいです。私の経験では、種まきから収穫まで約4〜6か月かかりますが、最初の年は株を大きく育てることに集中した方がいいです。具体的には、発芽後、苗が本葉を3〜4枚出すまで約1〜2か月。そこから植え付け、一番花を摘み取り、株を充実させるのにさらに2〜3か月。そして、翌年の春にようやく本格的な収穫が始まります。なぜ初年度に実をつけないかというと、株が小さいうちに実をつけると、株自体が弱ってしまうからです。私も最初は「もったいない」と思って花を残しましたが、その後の収穫量が明らかに減りました。園芸試験場のデータによると、一番花摘みをした場合、収穫量が約20〜30%増加するそうです。あなたも勇気を持って、最初の花は摘み取ってください。その代わり、秋にはランナーで増やした新しい株が成長し、翌年にはたくさんのイチゴが楽しめます。私の畑では、この方法で5年連続で収穫できています。